地震応答とは

2011.10.28

地盤が揺れるのに応じて建物が揺れます。これを建物の地震応答といいます。説明をかんたんにするために、平屋の建物を考えます。この建物は、振動学的には「一質点系」にモデル化できます。団子が一つだけついた串団子です。団子が「質点」で串が「ばね」です。ちなみに二階建て以上では団子の数も複数になるので、専門家のあいだでも口頭では「串団子モデル」といっています。一質点系でもとくに一方向(左右方向あるいは東西方向など)の揺れだけに着目すれば、「一自由度系」になります。

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この一自由度系モデルの性質は、固有周期と減衰定数のみで決まります。固有周期は、自由振動(たとえば、一方向に引張っておいて離した後の振動)させたとき一往復するのに要する時間です。建物種別ごとの固有周期は、多数の実測結果からおよその値がわかっています。減衰定数は、同じく自由振動させたとき、一周期ごとに振幅(揺れ幅)が減少するていどをあらわす指標です。減衰定数は一〜一〇%の範囲で、設計上はしばしば三%か五%に設定されます。





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