マンション分譲や戸建て分譲といった「売り建て業者」はどうでしょうか。彼らは単純に土地を横流しするのではなく、土地の上に建物という付加価値をつけて転売する仕事です。「土地ころがし」が、どちらかといえばデベロッパーや業者を販売先としているのに対して、売り建て業者はその多くが最終ユーザーである一般消費者を相手にしています。また土地の上に付加価値をつけるということは、マンションや一戸建てをこしらえるわけですから、当然新たな資金と時間が必要となります。したがって単純な「土地ころがし」屋と違って、この業を行なうには会社としての体力も、建物を建てる知恵もなければなりません。また、しばらく換金できないわけですから、それなりの懐の余裕も必要になってきます。地価が上がり、分譲・賃料相場とも上昇しているときは、この手法がもっとも利益が取れます。なぜなら、土地という原材料を多少高く仕入れてしまったとしても、あるいは建物をこしらえる建設費が多少高くなってしまっても、最後にできあがった製品=マンションや戸建て住宅の相場が上昇しているときは、お客さんは喜んで買ってくれるからです。
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